ホームセンターに買い物に行って
ピーマンの苗を見つけたときに、
ふと思いました。
「ピーマンを作りたい!!」
でも、うちはマンションで庭もないよ、
と思ったのですが、
近くの店員をつかまえて聞いてみました。
私
「マンションでもピーマン作れますか?」
店員
「ベランダでプランターを利用すればできますよ」
私
「本当ですかぁ!来週の日曜に買いに来ますね。」
そこで、
その日の夕食中に主人になにげに、
私
「おうちでお野菜を育てて食べられたらどう?」
主人
「うん?いいんじゃないか、」
ということで、
どうやったら、ピーマンを上手に育てられるかを
早速調べました。
集合住宅のベランダで育てるために、
必要な道具や方法を
できるだけわかりやく簡単にまとめました。
一緒に見ていきましょう。
準備する物はこちら。
ホームセンターでまとめて手に入りますよ。
●プランター
深さ30cm以上のもの。
直径30cmの鉢なら1株、
幅65cmのプランターなら2株
●土
市販の花野菜用培養土
(量はプランターの大きさに合わせて)
●鉢底石
プランターの底にいれます。
●肥料
元肥・追肥に使える肥料が便利
●支柱
仮支柱を苗の本数(60cm程の園芸支柱)、
本支柱を苗の本数×3(1m程の園芸支柱)
●紐(ひも)
麻紐またはビニタイ
(支柱と苗を固定するために使用)
●ジョウロ、スコップ
どんなものでもOK
苗を用意しましょう。
ピーマンは種から育てることもできますが、
ホームセンターなどで売られている
ポット苗から栽培するのがオススメです。
苗を買う時のチェックポイントは次の通り!
本葉が7~8枚で葉と葉の間隔(節間)が詰まっている。
全体にシッカリして茎が太いもの。
葉の色、形の良いもの。
一番花が付いた苗がグッド。
もし苗が小さい場合は、
直ぐに植えずに一番花が咲くまで育てて下さい。
いよいよ植えますよ。
ピーマンは生育適温が22~30℃で高温に強いです。
逆に低温に弱いので植える時期に注意して下さい。
5月上旬~6月上旬が目安、
気温が高くなってからです。
晴天の日の午前中を選ぶと、
上手く定着します。
1.プランターに鉢底石を入れます。
2.培養土をプランターの縁から2cm下までいれます。
(水をあげた際に土がこぼれない為に)
3.苗を植え付けます。
ポットから崩れないように苗を取りだし、
浅めにプランターへ植え付けます。
1つのプランターへ複数の株を植えるときは、
株間を20~30cm程あけます。
4.仮支柱を立てます。
5.苗と仮支柱の間で8の字を描くように紐で縛る。
6.その後はたっぷり水をあげて下さいね。
~ピーマンの植え付け~
植えた後に気をつける事。
ビーマンは、
水やり
肥料切れ
に注意して下さい。
水やりは、
プランター表面の土が乾いた時に
株に水がかからないように株周辺に与えて下さい。
梅雨明けまでは1日1回(朝が良い)くらい、
暑さが本格的になったら1日2回(朝夕)あげます。
肥料は、
最初は植え付けてから、
2週間毎にあげます。
一度にあげ過ぎると株を傷めるので
少量ずつ定期的に追肥します。
葉の色が薄くなったら肥料切れのサインです。
脇芽が出てきたら
一番花より下の脇芽は全て取り除きます。
葉が混みあってくると病気になりやすいので、
下の葉や枯れた葉はこまめに取り除いて下さい。
~ピーマンの側枝の整理~
実はいつ収穫できるのか
1~3番花の実は、
株の負担にならないよう実が小さいうち早めに収穫します。
それ以降の花なら開花から2週間~20日程で収穫できます。
ピーマンの実が6~7cmになった時が
収穫はのタイミングです。
6月下旬頃から次々とたくさんの実をつけ、
10月頃まで収穫が続きます。
株を疲れさせない為には、
早めの収穫と追肥・水やりは忘れずに!
ちなみに収穫はハサミでヘタ上の部分を切ります。
~ピーマンの収穫~
アブラムシが発生したら?
ピーマンは夏野菜の中では
病気になりにくく育てやすい野菜ですが、
アブラムシがつくこともあります。
てんとう虫がいればアブラムシを食べてくれます。
でも、簡単に見つけられないですよね。
薬剤ですが、化学農薬にはやっぱり抵抗を感じます。
安心な薬剤はないかと調べると、
自然農薬や自分でも簡単に作れることがわかりました。
簡単に手に入る2つを紹介します。
草木灰なら安心です。
文字通りに草や木を燃やして灰にしたものです。
肥料や殺菌剤、殺虫剤としても利用されていて、
アブラムシ駆除にも効果があります。
ホームセンターなどで購入できます。
食器洗い洗剤を利用して
食器洗い用洗剤を約500~1000倍にうすめて、
午前中の葉が乾いているときに、
葉面にスプレーで散布します。
食用油を混ぜる方法もありますが、
油の臭いなどでコバエなど
別の虫を呼ぶこともありますので、
私はおすすめしません。
虫は高層階だからと言って安心できませんよ!
いったい、どこからやってくるのでしょうか?
ピーマンさんありがとう(^^)
11月が近づき寒くなる頃、
ピーマンも収穫も少なくなってきます。
もう収穫が見込めないとなったら、
株は引きぬいて処分します。
土は掘りかえして日光消毒します。
来年も野菜作りなどに使えますが、
ピーマンなど同じナス科の野菜には
同じ土を2~3年は使用できません。
最後に、
野菜を育てるのはむずかしい・・・
もちろん、
難しい野菜もありますが、
ピーマンは手軽につくれます。
手軽というのは、
ほったらかしで、と言う意味ではありません。
ピーマンは、とにかく
肥料と水が不足しないようにして下さい。
ちょっとした手間を惜しまないことが
食卓に彩りを与えてくれます。
ピーマンは「子供が嫌いな野菜1位」です。
自分で育てたものには愛着がでるので、
子供と一緒に育てると、
市販のピーマンは嫌いでも
自家製ピーマンは食べる?
そういう子もいるんです。
食べるまで行かなくても
興味を持ってくれるだけでも
違うと思いませんか?
さあ、
我が家の食卓にも
自家製ピーマンが並ぶのか、
がんばりますっ(^^)
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