虫刺され!イヤですね。
体質で刺されやすい人、
とっても腫れたりする人。
本当に大変です。
市販の虫よけスプレーを使ってみたけど
刺激が強くて気になる、
肌荒れした、
というあなたに
ハーブで虫よけスプレーを作る方法を
おとどけします。
と、その前に、
「市販の虫よけスプレーの成分は?」
「ハーブやアロマ、精油って何?」
を知っていると
作り方も読み進めやすくなります。
「そうなんだぁ」くらいでいいので
目を通してみて下さいな。
市販の虫よけスプレーの成分は?
市販の虫よけスプレーに
使用されている薬剤を知っていますか?
「ディート」という薬剤がよく使われています。
この「ディート」って、
1964年に米軍が兵士用の虫よけ剤として
開発された化学物質です。
殺虫剤ではありませんが、
アレルギーや肌荒れを起こす場合もあります。
国によっては、
厳しい規制や使用禁止になっています。
現在は、このディートよりも
効果の持続するものが無いので、
市販の虫よけ剤に使われる事が多いのです。
市販のスプレーを買う場合は、
忌避剤(きひざい)に何が使われているか、
チェックしてね。
※忌避剤(忌避剤)とは
害虫などを近づけさせないために用いる薬剤。
昆虫類がそのにおいや味を嫌ってさける性質を
利用したもの。
ハーブやアロマ、精油って何?
精油とアロマオイルの違いなど、
間違って理解していました。
作る前に知っておいて下さいね。
ハーブ
私たちの生活に役立ってくれる植物のこと。
アロマ
芳香こと(良い匂い・香り)。
精油(エッセンシャルオイル)
植物から抽出した天然素材。
「油」とありますが、
オリーブ油などの油脂とは全く違います。
アロマオイル
精油(エッセンシャルオイル)を
アルコールなどで薄めた物。
アロマオイルの注意点
純度100%である精油とは全くの別物です。
メーカーや店によっては精油を
アロマオイルと表示しています。現状では、品名の表記が一定していません。
純度100%の精油を使っている製品かどうかは、
説明文をよく読み確認する必要があります。
精油(エッセンシャルオイル)には、
殺虫剤のように虫を殺す働きはありませんが、
蚊などの昆虫は、特定の精油の香りを嫌います。
こうした精油のアロマ(芳香)を身にまとうことで、
蚊は近寄るのを嫌がるようになるために、
虫に刺されにくくすることができるのです。
では、
虫よけハーブスプレーの作り方をご紹介します。
虫よけハーブスプレーの作り方
50mlスプレー容器1本分です。
準備するもの
精油
10滴(1滴0.05ml以下)
アルコール
無水エタノールまたは90度以上のウォッカ(5ml)
精製水
ミネラルウォーターも可(50ml)
スプレー容器
遮光性のガラススプレー容器がBEST
作り方
スプレーボトル容器にアルコールを入れる。
精油を1滴づつ加え混ぜる。
精製水を入れよく混ぜる。
これで完成です。
使い方
容器を必ず振ってから手や足にスプレーします。
ただし、赤ちゃんや乳幼児の場合は
服へスプレーして使って下さい。
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カーテンや網戸などにスプレーするのも
害虫よけに良いですよ。
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アルコールが入っているので
窓拭きの時にスプレーすれば、
汚れも落ちて虫よけにもなります
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効き目が優しいので、
小まめにスプレーして下さい。
(言い換えれば持続性がありません。)
注意すること
使う前に必ず振るのを忘れずに。
精油が肌に合わない場合は使用を中止する。
二の腕や太ももの内側などの
皮膚の柔らかい部分で試して下さい。
傷がある部分や粘膜(目や口)へは使わないように。
風向きに注意してスプレーしましょう。
高温多湿を避け、なるべく早く使い切りましょう。
(2週間程度)
洋服へスプレーする際はシミにならないか
目立たないところで試してから。
入手先
無水エタノール
薬局やドラッグストア
精油
アロマオイル専門店
東急ハンズやLOFT
オーガニックなものがベスト
アロマポット専用の精油は
人体に使用不可
精油によっての虫よけ効果
虫の種類によって、精油の種類も違います。
では、虫の種類別で
効果のある精油(エッセンシャルオイル)を
紹介します。
蚊
ゼラニウム・シトロネラ・レモングラス
ペパーミント・バジル
ハエ
タイム・ペニーロイヤル・ユーカリ
ゴキブリ
ラベンダー・ペパーミント・レモン・ハッカ
アリ
ゼラニウム・シトロネラ・レモン
ラベンダー・ペパーミント
いづれも1種類の精油で大丈夫ですが、
数種を混ぜる時の割合はお好みでかまいません。
ただし、
合計10滴迄となるようにして下さいね。
効果が弱い場合は、
合計ば12~13滴にしてもいいですが、
濃くなりすぎるとハーブといえど、
お肌への影響もありますので十分注意して下さい。
注意が必要な精油
妊娠初期(3ヵ月くらい迄)には
カモミール・ゼラニウム・ローズ・ラベンダーは使用しないで!
これは逆に虫寄せしちゃう
ローズ、ネロリ、イランイランなど
花系の精油はNG!
虫を誘引するので集まってきちゃいます。
妊娠初期とお子さんに安心な作り方は?
精油でなくても作れます。
精油を使わずにドライハーブを使います。
妊娠初期でも
カモミール・ゼラニューム・ローズ・ラベンダーも
安心して使えます。
お子さんでも安心して使えますが、
量はやはり気を付けなければいけません。
「適量」が大事です。
使うハーブは全部ドライハーブです。
出来上がり 50cc
◆準備するもの
・アトマイザー容器(スプレー容器50㏄)
・小鍋 1個
・精製水 150㏄・乾燥ハーブ
ラベンダー、レモングラス、ユーカリ、
ペパーミント等 各大さじ2・アルコール
無水エタノールまたは90度以上のウォッカ 2ml
◆作り方
手順1.
小鍋で精製水を沸騰させて
乾燥ハーブを入れて5分程弱火で加熱。手順2.
加熱後、ボウルなどに濾しながら入れて、
そのまま冷まします。手順3.
アトマイザー容器にアルコールと
冷めたハーブの抽出液を入れます。完成!
10日以内に使い切りましょう(保存は冷暗所にて)。
最後に
どうですか?
思っていたより簡単でしょ!
しつこいようですが(汗)、
分量はキチンと守って下さいネ。
精油と精製水の割合が変わらないように。
お子さんには、
ドライハーブをおすすめします。
タイを代表す料理のトムヤムクンには、
レモングラスを使用してます。
これを食べると
成分が汗と共に皮膚に出てくるのだとか。
なのでハーブスプレーしたのと同じ作用があって、
蚊やブヨに刺されにくくなるんです。
生活の知恵で、
こんな風にハーブが日常的に
取り入れられているんですね。
追伸
ペットのワンちゃんにも効果があります。
シュシュッと吹きかけてください。
ただし、
ワンちゃんが臭いを嫌うようでしたら
やめましょう。
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